Windows Vista から samba サーバへ接続すると「ログオンに失敗しました」となってしまう
提供:maruko2 Note.
Windows Vista から samba サーバへ接続すると、「ログオンに失敗してしまいました」と表示され接続できないことがあります。 (パスワードを入力する認証に失敗してしまう。ゲストログオンでは接続できる。)
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なぜ起こるのか
これは、Windows Vista が samba サーバに接続するときに使用する認証方法として、新しい方法(NTLMv2)を使用するようになったため、認証に失敗してしまうからです。
解決方法
解決方法は、Windows Vista の設定を変更するか、samba サーバの設定を変更するかになります。
クライアント側での解決策(Windows Vista 側)
- Windows Vista から samba サーバへ接続するときの認証方法を、従来の方法に変更する。
サーバ側での解決策
- samba 3.0.24 以上では Windows Vista に正式対応している。
- samba 2.2 以上では NTLNv2 認証に対応できるが、samba 2.2 で NTLMv2 対応にすると Win95/98/ME/NT から認証できなくなる。
Windows Vista から samba サーバへ接続するときの認証方法を、従来の方法に変更する方法
Windows 7 でも同じ。 |
- 『スタート』メニューの下のほうにある『検索の開始』に、regedit と入力しエンターキーを押します。
- レジストリエディタが起動するので、レジストリエディタを使い LmCompatibilityLevel レジストリをダブルクリックし編集画面を出します。
- LmCompatibilityLevel の値のデータを、3 から 1 へ変更し OK ボタンを押します。
HKEY_LOCAL_MACHINE └ SYSTEM └ CurrentControlSet └ Control └ Lsa ├ LmCompatibilityLevel
以上でファイル共有サーバに接続できるようになります。
LMCompatibilityLevel が無い場合は、新規作成することで有効になる。
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