VMware ESXi で容量可変の仮想ディスクを作成/変換する

vmkfstools コマンドを使い仮想ディスクの作成/変換をする。

容量固定から容量可変に変換する

1. ESXi ホストに ssh でログイン。（ssh ログインを有効にする方法）

2. 容量固定の仮想ディスク /vmfs/volumes/path/to/disk.vmdk から thin 形式のクローンを作成する。

   vmkfstools -i /vmfs/volumes/path/to/disk.vmdk -d thin /vmfs/volumes/path/to/disk-thin.vmdk
   

3. 容量固定の仮想ディスクは不要なので削除。

   vmkfstools -U /vmfs/volumes/path/to/disk.vmdk
   

thin 形式で作成した仮想ディスクは、一見すると容量固定の仮想ディスクと同じサイズにみえるが、実際は小さくなっている。 df コマンドで確認するとわかりやすい。

# ls -l *.vmdk
-rw-------    1 root     root    21474836480 Oct 26 04:49 dev1-flat.vmdk      ← 同じサイズに見えるが、
-rw-------    1 root     root    21474836480 Oct 26 05:22 dev1-thin-flat.vmdk ← 実際は、小さくなっている。
-rw-------    1 root     root            425 Oct 26 05:22 dev1-thin.vmdk
-rw-------    1 root     root            394 Oct 24 07:12 dev1.vmdk

変換後、.vmx ファイル（VM_name.vmx など）に記述している仮想ディスクを指定する行を編集する。

scsi0:0.fileName = "disk-thin.vmdk"

あるいは、vSphere Client などで仮想ディスクのパスを変更する。

容量可変の仮想ディスクを作成

サイズ 8GB の容量可変の仮想ディスクを作成

vmkfstools --createvirtualdisk 8G -d thin disk.vmdk

SCSI コントローラータイプが LSI Logic の仮想ディスクを作成

vmkfstools --createvirtualdisk 100G -d thin -a lsilogic disk.vmdk

仮想ディスクを削除

vmkfstools --deletevirtualdisk disk.vmdk

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