Mac OS X Server 10.4.9 ファイル共有サーバの問題
目次 |
現象
Mac OS X Server 10.4.x を 10.4.9 にアップデート後、OS9 からファイルをコピー(アップロード)すると、接続が解除(コピー途中で強制的にマウント解除)されてしまいます。
- サーバマシンは、XServe G5。
- 1MB 以下のファイルだと OS9 でもアップロードできる。
- OS9 からファイルのダウンロードは問題なくできる。
- OSX からだと問題なくコピーできる。
解決方法
Apple Support Discussions に解決方法がアップされているので、とりあえずコピーできるようになりました。 情報によれば、OSX Server だけでなく、OSX 版でも起きるようです。 http://discussions.info.apple.co.jp/WebX?128@48.0TmXbgxbQU3.7@.f021284
手順(PPC OS X Server の場合。OSX 版も同様。)
- 「サーバ管理」アプリケーションから、AFP サービスを停止をする。
- Mac OS X Server 10.4.8 Combo Update (PPC) から MacOSXSrvrCombo10.4.8PPC.dmg をダウンロード。
- MacOSXSrvrCombo10.4.8PPC.dmg をダブルクリックでマウントし、MacOSXSrvrCombo10.4.8PPC.mpkg を右クリックし、パッケージの内容を表示するを選ぶ。
- MacOSXSrvrCombo10.4.8PPC.mpkg/Contents/Installer/MacOSXSvrCmbBase10.4.8PPC.pkg 右クリックし、パッケージの内容を表示するを選ぶ。
- MacOSXSvrCmbBase10.4.8PPC.pkg/Contents/Archive.pax.gz をフォルダの中にあるままダブルクリックし解凍する。
- 解凍が終わるとデスクトップに Archive フォルダができる。そのフォルダ内の Archive/System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app を 10.4.9 のシステム内のものと入れ替える。
- OS を再起動する。
要は OS 10.4.9 の /System/Library/CoreServices/AppleFileServer.app を OS 10.4.8 のものに入れ替え、OSを再起動すればOK。
10.4.9 アップデート & 10.4.8 の AFP で OS9 からのファイル共有が安定
10.4.7 で運用していた時は、OS9 からのファイル共有が不安定でした。
- 症状としては、
- 突然マウントが解除される時がある。
- マウントしたボリュームを開く時に、アイコンの表示がものすごく遅い。(ただし、コピーは早い。)
- サーバのCPU負荷が異常に高い。(低スペックマシンで 10.3.x を稼動させていたころと比べて。)
サーバ側に異常なCPU負荷がかかっていたのが、10.4.9 & 10.4.8 AFP にすることで劇的に改善しました。
OS バージョン | AFP バージョン | 現象 |
---|---|---|
OSX 10.4.7 | AFP3.1.2 | OS9 からの利用が不安定 |
OSX 10.4.8 | AFP3.1.4 | |
OSX 10.4.9 | AFP3.1.5 | OS9からの利用に問題があるので OSX10.4.8 の AFP3.1.4に入れ替え |
Apple Knowledge Base の解決策(2007/5/17)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=305420-ja
問題または現象
Mac OS 9.2.2 クライアントから Mac OS X Server 10.4.9 に AFP 経由で、約 1.5 MB より大きい容量のファイルのコピーは完了しないかもしれません。コピーは停止し、以下のアラートが表示されます。
“ファイルサーバとの接続が突然解除されました。”
対象となる製品
- Mac OS X 10.4.9 Server、Mac OS X 10.4.9 Client(パーソナルファイル共有)
- Mac OS 9
解決方法
サーバで、Apple ファイルサービスで使用されている TCPQuantum の値を“262144”から“327680”に変更してください。serveradmin コマンド、もしくは設定ファイルを直接編集して、この値を変更することができます。以下の方法のいずれか 1 つを選択してお使いください。
serveradmin を使う方法
- すべてのユーザがサーバに接続されていないことを確認します。
- 「ターミナル」を開き(もしくは他のコンピュータからサーバに ssh 経由で)、以下のコマンドを 1 行毎に実行します。
sudo serveradmin stop afp sudo serveradmin settings afp:TCPQuantum = 327680 sudo serveradmin start afp
defaults を使う方法
1. すべてのユーザがサーバに接続されていないことを確認します。 2. Apple ファイルサービス(パーソナルファイル共有)を停止します。 3. 「ターミナル」を開き(もしくは他のコンピュータからサーバに ssh 経由で)、以下のコマンドを 1 行で実行します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.AppleFileServer TCPQuantum -int 327680
4. Apple ファイルサービス(パーソナルファイル共有)を開始します。
この記事は新しい情報が入りしだい更新を行う予定です。