Linux で swap を新たに追加する
提供:maruko2 Note.
Linux インストール後や OS 稼働中にスワップ領域を増やしたい場合、スワップ領域をファイルとして作成し、新たに割り当てることでスワップ領域を増やすことができる。
そのほか、ブート時に新規スワップ領域を有効にするため /etc/fstab を編集したり、スワップ領域を無効にする方法もメモしておく。
目次 |
スワップ領域を追加する
手順
- スワップ領域として使うファイルを作成する
- スワップファイルをスワップ領域用に初期化する
- スワップファイルをスワップ領域として有効にする
dd コマンドでスワップ領域として使うファイルを作成する
- 4GiB のファイルを作成する場合、ブロックサイズを 1024 とすると count は 4*1024*1024=4194304 になる
# dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=4194304
mkswap コマンドでスワップファイルを初期化する
# mkswap /swapfile
swapon コマンドでスワップファイルをスワップ領域として有効にする
# swapon /swapfile
これで /swapfile がスワップ領域として追加される。
確認方法としては top コマンド、free コマンド、cat /proc/meminfo などでスワップ領域の容量を確認できるが、swapon -s か cat /proc/swaps することでスワップ領域の使用状況を見ることができる。
# cat /proc/swaps Filename Type Size Used Priority /dev/mapper/VolGroup00-LogVol01 partition 2031608 0 -1 /swapfile file 4194296 0 -2
ブート時に新規スワップ領域を有効にする
ブート時に有効になるように /etc/fstab を編集する
/swapfile swap swap defaults 0 0
スワップ領域を無効にする
swapoff コマンドでスワップ領域を無効にすることができる。
# swapoff /dev/VolGroup00/LogVol01
関連ページ
参考ページ
- Red Hat Linux カスタマイズガイド - 第 2章スワップ領域 - 2.2. スワップ領域の追加
- http://www.jp.redhat.com/manual/Doc9/rhl-cg-ja-9/s1-swap-adding.html
- Red Hat Linux カスタマイズガイド - 第 2章スワップ領域 - 2.3. スワップ領域の削除
- http://www.jp.redhat.com/manual/Doc9/rhl-cg-ja-9/s1-swap-removing.html