Confluence のインストールメモ
Confluence のパーソナルライセンス(個人のための無料ライセンス)でのインストールメモ。
目次 |
パーソナルライセンスキー取得の申請
ATLASSIAN 社の Confluence プライジングページ からパーソナルライセンスキー取得のための申請をする。
申請といっても、メールを送るだけ。
メールを送ると、Confluence パーソナル版ライセンスキーと、Confluence日本語版のダウンロードページのURL が送られてくる。
Confluence日本語版のダウンロード
Confluence は、標準パッケージ(スタンドアロン版)とカスタムパッケージ(EAR/WAR版)がある。
CentOS 5 にインストールするため、今回は標準パッケージの TAR をダウンロード。(confluence-2.8.0J-std.tar.gz)
Confluence のインストール
- Confluence は Java アプリケーションなので、Java のインストールが必要。
- データベースは MySQL, PostgreSQL, Oracle, MS SQL などが使えるが、今回は MySQL を使用。
- 標準パッケージには、Confluence アプリケーション、Tomcat アプリケーションサーバ、HSQL in-memory DB(仮データベース)が含まれている。このうち、HSQLDB は使わない。
- CentOS の場合、libXp が必要。
Java のインストール
1. http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html から JDK 6 Update 10 をダウンロード。
2. ダウンロードしたファイルを適当な場所に置き、次のコマンドで Java が自動でインストールされる。
# sh jdk-6u10-linux-x64-rpm.bin
3. JAVA_HOME を設定する。
- /etc/profile をエディタで開き、export JAVA_HOME=/usr/java/default を追加する。
- 反映させるために、次のコマンドを実行する。
# . /etc/profile
CentOS の場合 libXp をインストール
libXp がないと Confluence が起動しないので、インストールする。
# yum install libXp.x86_64
Confluence のインストール
Confluence 標準パッケージ(confluence-2.8.0J-std.tar.gz)を /opt ディレクトリで解凍。
# tar xzf confluence-2.8.0J-std.tar.gz -C /opt
Confluence で使用するデータを保管するディレクトリ(Confluece ホーム)を作成する。
# mkdir /opt/confluence-data
/opt/confluence-2.8.0-std/confluence/WEB-INF/classes/confluence-init.properties ファイルに、Confluece ホームディレクトリを記述する。
confluence.home=/opt/confluence-data
データベースの準備
JDBC のインストール
今回は Confluence のデータベースとして MySQL を使う。Java アプリケーションの Confluence で MySQL を使うため JDBC ドライバー(Connector/J)を Confluence にインストールする。
MySQL® Connector/J にある MySQL Connector/J 5.1 をダウンロード。
ダウンロードしたファイルを解凍し、mysql-connector-java-5.1.7-bin.jar を、/opt/confluence-2.8.0-std/confluence/WEB-INF/lib/ に配置する。
データベースの作成
MySQL サーバに接続し、次の SQL コマンドでデータベースを作成する。
CREATE DATABASE confluence CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;
Confluence のセットアップ
Confluence の起動
bin/startup.sh コマンドを使い、Confluence を起動する。
# /opt/confluence-2.8.0-std/bin/startup.sh
ちなみに、停止するときは、bin/shutdown.sh を使う。
# /opt/confluence-2.8.0-std/bin/shutdown.sh
ブラウザで接続し、セットアップ開始
1. ブラウザで http://xxxxxx:8080/ にアクセスし、セットアップを開始する。
- 右上の日本の国旗をクリックすると、日本語になる。
- ライセンスキーを入力し、カスタムインストールをクリックする。
2. 外部データベース で MySQL を選び、外部データベース >> をクリックする。
3. ダイレクト JDBC >> をクリックする。
4. JDBC の設定は、次のようにする。
- ドライバクラスの名前
-
com.mysql.jdbc.Driver
- データベースのURL
-
jdbc:mysql://localhost/confluence?autoReconnect=true&useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8
- ユーザー名
-
DBへの接続ユーザ名
- パスワード
-
DBへの接続ユーザ名のパスワード
5. Administrator アカウントの設定。
6. デモデータをインストールするかどうか。しない場合は Empty Site >> をクリック。
7. セットアップ完了
トラブルシュート
permGen space のエラーが出る
Java の起動オプションを修正する。 /opt/confluence-2.8.0-std/bin/setenv.sh を編集
- デフォルト
JAVA_OPTS="-Xms128m -Xmx256m $JAVA_OPTS -Djava.awt.headless=true "
- -XX:MaxPermSize=256m を追加
JAVA_OPTS="-Xms128m -Xmx256m -XX:MaxPermSize=256m $JAVA_OPTS -Djava.awt.headless=true "